トゥール・ドゥ・ラ・ヴァノワーズ Tour de la Vanoise
2日目 7月6日 雨のち雷雨
フォン・ドソワ Fond d'Aussois 2324m | - |
アールポン Arpont 2303m | 小さなアップダウンのみ |
歩行距離 | 約18.5km |
所要時間 | 約8時間 (休憩、昼食、雨宿りを含む) |
朝寒くて目が覚めた。7時少し前。小屋の温度計では4度だった。でもこんな寒さも山の中にいることが実感できて嬉しい。 小屋で暖かい紅茶とクレープを食べて、8時10分出発。 今日の行程は、目的地のアールポンまで高度差はほとんど無く、山腹をぐるりとトラヴァースしていくルート。 ヴァノワーズは水が豊かなせいか、涼しさやその音でとても癒される。そうしたことやオソワの町からも2時間くらいで上がって来られることもあって、この辺りは人気のエリアなのかもしれない。周りにはフォン・ドソワ小屋の他に3つも山小屋がある。 昨日コルからも見えた湖まで緩やかに下っていく。谷の下に町が見える頃、道は左にカーブしトラヴァース・ルートに入る。 ここからが距離的に結構長い。山腹の道はどこまでもどこまでも続いていた。 |
フォン・ドソワ小屋 またゆっくり泊まりに来たい |
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昨日越えてきたオソワのコル | |
こうした渓流が心地よい | |
プラン・ダモン湖 | |
別の山小屋 アールポンまでの標識も各所にある |
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谷の下に町が見える この辺りから左にトラバースしていく |
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山腹をトラヴァースする道 | |
登山道がよく分かる | |
あの向こうに何が見えてくるかな・・・ | |
と期待してたらさらに道は続いていた | |
時にはこんな砂岩崩れのところもトラヴァース | |
たまにケルンも | |
まだまだ続く |
先ほどから霧雨が降っていたのだが、小屋まであと2時間くらいのところで大雨になり、しかも雷が頻繁に鳴り出した。山にいるせいか雷鳴はすぐ頭上に感じる。幸いにも稲妻は見えないので落ちる心配は無いかもしれない。30分位だろうか、少し岩が登山道に張り出して屋根のようになっているところで雨宿りをしていたが、滝のように降っていた雨が少し落ち着いたのを見てまた歩き出す。相変わらず雷は鳴っているが、風があるので時期に行ってしまうだろう。それでも1時間くらいだろうか、雨と雷の中を歩き続けた。次第に雨脚が小さくなり、低い雲が行く手にかかっていた。 ようやく小屋が見えた頃に雨は上がった。 小屋にヴィバークをお願いしたらやはり7時以降のテント設営で、もしまた雨が降り出したら7時以前でも良いとのこと。 ここの小屋は入ってすぐに下駄箱があって、同じ広間が食堂になっている。そのためすごい悪臭がした!あれでみんな食欲が沸くのだろうか・・・。テント泊でよかった。 私たちは階段を下に降りていった1階にある台所兼食堂でまかないをする。幸いここに暖炉があったので、さっそく濡れた衣類を紐でぶら下げて乾かす。 昨日とは対照的にこの辺りでは山小屋がここしかないため、トゥール・ドゥ・ラ・ヴァノワーズをする人はどうしてもここに泊まらざるをえない。そのためこの日も満員だった。 |
行く手に雲がかかっている | |
小屋が見えてきたあたりの景色 行く筋もの滝や小川が流れていて本当に美しい |
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渓流を横切る | |
小屋に向かう登りで振り返って見たところ 緑と小川が作り出す自然の造形美だ |
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アールポン小屋 | |
テント設営 ビヴァークするのは私たちだけだった |
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ビヴァークの人や素泊まり客用の台所と食堂 | |
小屋のドミトリー 何だか布団がとてもカラフル |
今日出会った花たち |
この日はパンキーから、1日に歩く時間は5時間くらいにしてくれと申請があった。でもね、ビヴァーク地が限られてる以上選択の余地がないんだよ、となだめ、ビールとポテトチップスをおごってあげた。 頑張ろうね。 |
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