ラック・ブラン:アルジャンティエールルート Lac Blanc départ Argentière
アルジャンティエールから出発するこのルートは、フレジェールからのコースとはうってかわって人も少なく、湖までは距離も少し長くなります。前半は森林帯の中を歩き、後半は森林限界を抜け、視界が開けて素晴らしい展望が待ち受けています。シャモニに着いたら先ず登る、私のウォーミングアップルートです。 |
出発地点標高 | アルジャンティエール Argentière 1250m |
到着地点標高 | ラック・ブラン Lac Blanc 2352m |
標高差 | 1102m |
歩行距離 | 往復約10km |
所要時間 | 登り約2時間45分、下り約2時間10分 |
道具 | 特になし、下りでストックがあると楽かも |
地図 | IGN 3630 OT |
アルジャンティエールへはシャモニバスを利用して15分ほど。登山口は少し分かりづらいのですが、アルジャンティエールの商店が並ぶメイン通りの床屋さんと駐車場の間の道です。小さいのですが道標があります。 |
アルジャンティエールの登山口 | |
登り始めは道幅も広く、緩斜 |
はじめは森林の中を登って行きます。道はところどころ木の根が土からせり上がっているので、つまずいたり、湿っている場合は滑らないように注意が必要。 しばらく行くと最初の分岐点。道は左右に分かれ、両方ともラック・ブランに行けますが、ここは右の道を取ります。エギュイエット・ダルジャンティエール Aguillette d'Argentière と書かれている道標の方です。5分ほどいくとまた分岐があり左の道を取ります。この辺から登りが始まります。森林で覆われているため、あまり展望はありません。アルジャンティエールの町と、道を行くバスや車の騒音が次第に小さくなり、高度を稼いでいってるのが分かります。さらに10分ほど登ると再び分岐です。ここも左の道です。各所ラック・ブランと道標があるのでその通り進みます。このあたりから木は少なくなり、上の方に人が歩いているのをみかけるかもしれません。 道は左に大きく曲がり、森林をぬけていきます。岩場が多くなり、道の右側、山側の方はクライミング・ルートになっています。正面にようやくエギュイエット・ダルジャンティエールが見え、その延長線にモン・ブランが見えます。ここでコースの半分くらい来たかなという感じ。 |
エギュイエット・ダルジャンティエール その先にモン・ブランが見える このあたりはクライミングの練習場所 |
ここを通り越すと、はしご場が何ヶ所かあるが、特に長くもなく、技術がいるわけでもないので慎重に登れば大丈夫。 |
はしごはこんな感じで伸びてます。 |
はしご場のあとはしばらく平らになり、右手に小さな湖水群が見えます。ここまでくればラック・ブラン まであと一息。小屋も視界に入ってきます。 |
中央に見えるちぃっちゃな黒い点が小屋 |
小屋手前は少し急登ですが、最後のひと踏ん張り。素晴らしいパノラマと、美しい湖と、おいしいビールが待っています! ここラック・ブラン小屋では食事も取れますが、中でもクルットCroûteという、フランスパンの輪切りにラクレットチーズをのせ、オーブンで焼いたサボワ地方の名物料理がおいしいとの事。私はまだここのクルットは食べたことありませんが、ぜひお試しを。 湖畔で登山者たちがランチを広げています。私もここで昼食。背後に雪を少し頂いた山々、目の前には湖、目を遠くにやればモン・ブラン山群、目にもおいしい風景が広がります。 復路は往路と違うルートで(もちろん往路と同じルートを下ってもいいのですが)、まず石造りの小屋の反対側からフレジェールに向かう道をとります。階段を下って、しばらくすると分岐があり、左の道をとります。見晴らしの良い道をどんどん行くと、シェズリー小屋に達します。道標はアルジャンティエールにしたがって下って行きます。行程中最後の3分の1はまた森林の中に入って展望もなくなり、だらだらした下りになりますが、我慢、我慢。 湖までのルートは特段面白みがあるわけではありませんが、あの風景が見たくなるために何回も登ってしまうのです。 |
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