モン・ブュエ Mont Buet (3096m)
7月7日 晴れのち曇り
モン・ブュエは、シャモニからアルジャンティエールを通り抜け、モンテのコルを越えたル・ブュエの町が登山口です。この山は山頂が丸く、雪で覆われている点でモン・ブランに似ていることから、「モン・ブラン夫人 mont Blanc des Dames」と呼ばれ、ここの山頂からのパノラマが壮大で、アルプスの中でも最も素晴らしいとも言われています。南にはモン・ブラン山群、赤い針峰群、西にアラヴィス山脈、そして遥かかなたにマッターホルンを中心とするヴァリス山群・・・。ルート距離は少し長いのですが、特に難所もなく3000m峰に達することができます。 |
出発地点標高 | ル・ブュエ le Buet 1330m |
到着地点標高 | モン・ブュエ Mont Buet 3096m |
標高差 | 1766m |
歩行距離 | 約16.5km |
所要時間 | 登り:4時間25分、下り:3時間15分 |
道具 | ストック、またはピッケルがあれば便利 |
地図 | IGN 3630 OT |
シャモニからル・ブュエまでは約14km、シャモニバスが出ています 。天気は良好で、登る気満々で登山口に立つと、目の前にピラミッド型の容姿端麗な山が迎えてくれる。「おお、これがモン・ブュエか!マダム・モン・ブラン!」と思ったが、よくよく考えてみるとモン・ブュエはモン・ブランのように山頂が丸いのであった。しょっぱなから早とちり。。 |
モン・ブュエと間違えた山 エギュイーユ・ドゥ・ロリアーズ 2752m モン・ブュエはこの山の裏でした〜 |
先ずは赤い針峰群をはさんでシャモニの谷とは反対側にある谷、ベラールの谷を進み、ベラール・ピエール小屋を目指します。谷には細い川が流れているため、絶えず水のせせらぎの音がして気持ちがいい。この辺りは自然も豊かでカモシカや野生のヤギも多いとの事。目を凝らして歩くが、残念ながら見かけなかった。帰り道に期待しよう。 |
この谷を真っ直ぐ進んでいく 真正面の山はエギュイーユ・ドゥ・ベラール 2663m この山の中腹にベラール・ピエール小屋(1924m)があります |
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谷の奥に近づく ベラール・ピエール小屋は写真中央より右寄りにあります |
登山口からベラール・ピエール小屋までは約5km、1時間15分ほど。さほど標高差はないのですが、小屋直下が登りになります。この間は野生動物もさることながら花の宝庫だそうで、小屋まで往復するハイカーが多いとの事。小屋のテラスからは今歩いてきた谷と、右手には赤い針峰群の北端が望めます。 |
小屋からベラール谷を望む 右側に赤い針峰群が迫っている |
小屋で体内水分補給をしたら、右脇から伸びる道をとります。ここからモン・ブュエまでは岩場のガレ道の連続です。行く手のやや左手にサラントンのコル
col de Salenton(2526m)が見えますのでこのコルを目指します。小屋からは1時間10分。このあたりからモン・ブュエの全容がうかがえる。やっぱり稜線がなだらかで、ちょっと日本の山みたい。今登った道を降りて引き返し、目の前のエギュイーユ・ドゥ・サラントン
Aiguille de Salenton(2671m) の前を通ります。初夏であるせいか、雪渓がところどころ残っている。がアイゼンは必要なく、つぼ足で歩いていく。雪渓箇所は距離にして600mくらい。 雪渓が終わるとまた岩のガレ場が始まる。しばらくすると上方に非難小屋(3040m)が見えるが、なかなか登りつかない、標高差は300mくらいなのだが。次第に雲も沸いてきて眺望がなくなる。ようやく稜線上の避難小屋にたどり着く。ここから山頂まではなだらかな稜線歩き。 |
エギュイーユ・ドゥ・サラントン 2671m この頃までは超快晴だったのに・・・ |
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かなりなだらかな山容のモン・ブュエ | |
ようやく稜線に出て、ベラールの谷、サラントンのコル、雪渓を振り返る 左下、緑の濃いところががベラールの谷 |
山頂に着くも、ガスっていて視界なし。アルプス1の眺望を期待していたのに〜。コルまではあんなに青空だったのに〜、と恨めしく思いながら山頂でランチ。目に入ったのは下の黒い鳥さんだけ。 |
私のサンドイッチを狙っている鳥(あげないよ) |
復路出会ったカモシカ3頭 |
復路は往路と同じ道を下ります。 復路で念願のカモシカに遭遇!しかも3頭。その後かもしか達は悠々と岩場を駆け抜けていきました。その足、ほしいなぁ。 下り終えたとき、ビールをがぶ飲みして今回の山行の締めとしたのは言うまでもありません♪ |
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