ル・ニ・デーグル Nid d'Aigle (2372m)
8月26日 曇りのち雨
モン・ブランの西側にあるビオナッセイ氷河を見ながら、モン・ブラン登山者が利用する登山列車の終点駅、ル・ニ・デーグル駅まで登ります。 牛さんがいる牧草地を歩いたり、迫力ある氷河が間近で見れたり、モン・ブランを登り終えた登山者の満足げな表情に会えたり、といろいろ楽しめるルートです。 |
出発地点標高 | ロープウェイ ベルヴュ駅1801m |
到着地点標高 | 登山鉄道 ニ・デーグル 駅2372m |
標高差 | 571m |
歩行距離 | 登り約5km |
所要時間 | 約2時間45分(大雨のため途中の雨宿り時間15分を含む) |
道具 | 特に必要なし |
地図 | IGN 3531 ET |
シャモニからレ・ズーシュ les Houchesへ行きベルビュー・ロープウェイに乗る。降りたら登山列車の駅が見えるので、この線路に沿って500mほど右に進む。線路を渡ったら、今度はまた線路に沿って戻るように道を進む。本当は見晴らしがいいはずだが、あいにくの曇りで何も見えない。しばらくすると森林のなかに入ってしまう。このあたりで雨になってしまったが、木のおかげでそれほど濡れずにすむ。 40分ほど歩くと、牛よけのゲートがある(牛が牧草地から外に出ないように道にバーが据えられている)。ここを通利抜けると草原になる。牛さんたちが雨の中をむしゃむしゃ草を食べている。この牛さんたちからチーズができるのかぁ、ありがとう、なんて考えつつ、牧草地を通り過ぎる。ところどころに花も咲いている。 20分ほど行くとなだらかな登りが始まる。ここで雨が激しくなり、木陰で雨宿りする。引き返そうかとも思ったが、雲の流れも速く、いやらしい雲でもないので、小止みになるのを待って進むことにする。 |
ビオナッセイ氷河が見え始める |
スイッチバックの道にさしかかる。雨はだいぶ小止みになったが、ガレ場は濡れていて滑りやすいので気をつけて登る。このあたりから右手にビオナッセイ氷河が間近に見え始める。 登りきった後に鉄はしごがあり、雨で濡れているためここも慎重に登る。雨でなければたいしたことはない。そして岩場の道は左に大きくカーブしていて、その先に目指すニ・デーグルle Nid d'Aigleの駅が遠くに見える。ここをトラバースしていると、雨がまたしても降ってきたためなかなか思うように進めない。ようやく駅に到着した時に雨は止んだ。 ここからは上方のモン・ブランは見えないが、下方の出発地点から登ってきた道がよく見える。 時間がお昼であったため、これからモン・ブランに登る人は少なく、降りてくる人の方が多かった。 この登山列車は、ル・ファイエ Le Fayet (584m) からル・ニ・デーグル (2372m) を結んでいる、フランス国内で最も高所で、最も急勾配を走るアプト式鉄道。距離は12km、その間5つの駅がある。敷設工事は1904年に始まり、当初はモン・ブラン山頂(4810m)までつなげる予定だったという!降りたらすぐ高山病になっちゃうでしょうね。 |
列車は山腹を通っていく。写真中央がベルビュー駅 左下はビオナッセイ氷河先端部分 |
下りは列車に乗って出発点まで戻ります。 今回は雨が降り、展望もきかず、下ばかり見ていた山行になってしまいました。 このルートのロープウェイ駅あたりや牧草地あたりでは季節によっては花が咲き乱れるそうです。 そんな季節にまた来たくなりました。 |
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