権現岳 ごんげんだけ 2715m
八ヶ岳

12月23日 晴れのち曇り
 
 
みんなでラッセル、みんなで登頂
 


コースタイム
天女山登山口ゲート 6:43
前三ッ頭 9:43/9:50
三ッ頭 11:00/11:11
権現岳山頂 12:32/12:38
天女山登山口ゲート 16:02



今回はまきくまさんはっしーとご一緒させてもらう。
前日は遅くまでパーティだったため、軽く仮眠をとってから車でまきくまさんの家へ行き、そこからまきくま号に乗せて頂く。3時半ごろ都内某所を出発。この週末は各地で雪が降ったようなので、権現のルートにどのくらい雪が積もっているかが心配。行けるところまで行ってみましょう、と話しつつ天女山入口に着いてみると雪はほとんど無く、先ずは一安心。他にとまっている車もないので、どうやら私たちがトップのようだ。まきくまさんが早朝(夜中だね)作ってくれたおにぎりをありがたく頂き、早速凍てつく寒さの中支度をして出発。(下りて来た時のハプニングを考えれば、この時点が失敗の原因であった・・・)

ゲートが開いていればどうやら天女山の駐車場まで入れたらしいが、仕方なく20分ほどテクテク登る。天気予報通り快晴で、天女山からは南アルプスが良く見える。これから登る三ッ頭がよく見えたのだがどうやらあまり雪は付いていない。背後には白い権現が朝日を浴びてオレンジ色に輝いていた。

さらに天の河原まで行くと富士山も見えてきた。何故富士山が見えるとこうも嬉しいのだろう。もうみんなここまででも満足な様子。
どっしりした甲斐駒、
北岳がかっこいい
三ッ頭までは雪はない
赤岳も見えてきた
富士山遠望

天の河原からは緩やかに登っていき、前三ッ頭までのラスト1時間が急登らしい。
登っていくに従って徐々に雪が出てくる。太陽は出ているが気温が低いせいか溶けずに凍っている。徐々に斜面が急になってきた所でアイゼンを装着。


徐々に雪が出始める
快調に登ってます 青空のもと前三ッ頭は目の前だが、ここから急登が始まる
歩きやすい雪道が続く
風が強いため、前三ッ頭の稜線に出る数m手前で小休止


前三ッ頭からは更に素晴らしい展望が待っていた。南アルプスはもちろん、北アルプスも望める。
もう三ッ頭は目の前、心配していた深雪もどうやら三ッ頭までは大丈夫そうだ。だがさすがに尾根に出ると風が強い。歩いているうちはいいが、止まった途端体が冷えてくる。

前三ッ頭からの富士山 北アルプスも望める
三ッ頭まで行けば権現山頂が見えてくる 青空と霧氷のコントラストがまぶしい

快晴の青空に後押しされて快調に登っていく。時々振り向くと真後ろには雲海にぽっかり頭を出した富士山が相変わらずそこにある。
三ッ頭手前ではっしーがアイゼンと靴を脱いで靴擦れを予防のため両足に絆創膏を当てている。実は私も登山靴を新調すると必ず靴擦れができる。今履いている冬用の重登山靴のSportivaのNepal Extremeも始めは靴擦れがひどかったっけ。
思わぬ小休止を取ったあと再び登りだすと間もなく三ッ頭に到着。目標にしていた11時ジャスト。とここでまゆ太さんと¥ちゃんが合流!
しばらくここからの大展望を堪能し、スパッツを着けるまゆ太さんと¥ちゃんを残し3人組が先ず出発。下りきったところからラッセルが始まる。


左の尖ったピークが権現岳
一旦下り登り返す
右の赤岳との間に阿弥陀も見える

このころまではまだ青空が広がっていた

先ずはまきくまさんが、そしてはっしーがラッセルし進んでいく。途中はトレースが無いところもあり周りを良く見ながら更に進む。だいたい膝くらい、所によっては腿までも潜る。私に代わり、しばらくして追いついてきた¥ちゃんが代わってくれる。やはり下って登り返す鞍部が風も当たらず木々もあったことから一番雪が深かった。上りに入ってしばらくすると木から岩に代わりまともに風が当たりだすと雪もそれほど深くはなくなり、歩きやすくなった。


振り向けば三ッ頭
下りはあそこをまた登り返すのか・・・
元気一杯まゆ太さん
山頂手前ころには青空は消え雲が立ち込めた

途中で直登ルートを取ったが、トラバースルートの方が歩きやすそうなのでまゆ太さんが先頭でそちらのルートを取る。周りこむ感じでトラバースしていくと山頂が見え始め、あとは岩のごつごつしたルートを登って山頂に12時32分到着。
風が強く黒雲が空を覆ってしまい、展望が無かったのが残念。だが権現山頂登頂が始めての5人で山頂に立てたのが何よりも嬉しい。


山頂のえびのしっぽ 赤岳方面 三ッ頭、雲が低い

山頂は風が強く早々に下山開始。登りのトレースがあることと、登りに歩きにくそうなところはステップを固めてきたので下りやすい。
三ッ頭への登り返し手前の樹林の中で立ち休憩を取る。すぐ後ろの腹ペコ大王のはっしーが、サンドイッチが無い無いと慌てている。あまりの慌てぶりに思わず私のサンドイッチあげようかと言ってみたが、他に食べ物はあったらしい。その後ろにいるまっきーはサンドイッチが凍ってシャリシャリしていると言っている。結構気温は下がっているのだ。私はビスケット2個食べ、後は下山してからゆっくり食べようと思う。

風がまともに当たる前三ッ頭までは急ぎ足で下り、それからは初冬のおだやかな山道を駐車場まで富士山を正面に見ながら、みんな満足して下ったのでした。


晩秋の面持ちの天の河原付近 富士山も見納め 夕日が暖かい

ご一緒いただいたまっきーはっしー、まゆ太さん¥ちゃん、ありがとうございました。

追記(ハプニング編)
1.はっしがーザックをくまなく探しても無かったサンドイッチは車のなかに(しかもダッシュボードの上に)あったとさ・・・
2.お風呂で合流しようとまゆ太¥ちゃん号が発車し、まきくま号も発車・・・かと思いきや、バッテリーがあがってしまいうんともすんとも言わない。まだまゆ太さんたちがお風呂に入っていないことを祈りつつ携帯で戻って来るようにお願いしましたとさ・・・












 





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