金糞岳 かなくそだけ 1317m
滋賀県
 
6月3日 曇り
 
 
琵琶湖から伊吹山までの展望がよい滋賀第2の標高を持つ山
 
  
  
コースタイム
連状登山口 10:35
小朝の頭 11:15
山頂 12:20
連状登山口 14:43
休憩・昼食時間を含む
ちょっと発音しづらい山名「金糞」。かつて鉱山があったときに精錬で出た(さい、くず)に由来するらしい。
第1登山口660m の小森口、第2登山口が990mの連状口と2箇所あり、今回はこの第2登山口の連状口から上り始める。


登山口脇には「火を消して 森を消さない 心がけ」の標識があり、すぐ脇から丸太を横にした階段があるのですぐに分かる。登山口付近に咲いているタニウツギの薄いピンクが緑の山のアクセントになっていて目を楽しませてくれる。

しばらくは道に木が覆いかぶさり視界はない。このあたりは花もないためただ黙々と歩く。しばらくして小朝の頭という小ピークに出ると、ようやく木々の間からこんもりと丸い山頂が見えた。このピークを過ぎるとまた植林で覆われて展望はなくなる。そこで上を見ずに足元を見て歩くとチゴユリ、イワハゼ、ユキザサ、ナナカマド、ヤマボウシなどの花が楚々と咲いている。蕾をつけたササユリも見つけた。日本の山ではもっぱら下を見て歩くことが多くなりそうだ。
小朝の頭から一旦鞍部まで下ると、岐阜県側からのルートと合流した三叉路がある。下山する時は間違ってこの道を取らない様に注意しないと岐阜に下りていってしまう。ここから更に山頂に向かって登り返す。道はどこもしっかり付いているが、この辺りは少しえぐられているので雨になったら沢状に水が流れてきそうだ。途中で東側にちょっと開けた場所があり、そこからは伊吹山が見える。南側がセメント原石切り出しのために削られていて痛々しい。

山頂は切り開かれていて割りと広い。笹や木が茂っているためそれほど展望は開けてないが、山頂碑の周りの石の上に乗れば何とか岐阜側の奥美濃の山々が見える。しかし勉強不足で全く山の同定ができない・・・。ガイドブックによれば、天気が良ければ展望が素晴らしく、日本アルプスから御岳、乗鞍、白山が眺望できるらしいが、あいにくの曇り空で残念無念。山頂から白倉岳方面に真っ直ぐ道を50mほど行くと、西側に琵琶湖の北部が見える。
山頂でゆっくりと昼食、を取りたかったが何せ虫が多くておちおち食べてもいられない。朝しっかり虫除けスプレーしてきたのにな。

登りと同じルートを第2登山口の連状口まで下る。
ちなみに第2登山口からさらに下の第1登山口までの中津尾根の道は踏み後もなく、植林工事も入っていたため分からなかった。
紅葉の頃に来たらナナカマドの実が赤く色付いてまた違った趣のある山容が楽しめるだろう。
そういえば道路脇に何人かものすごい大きな望遠レンズを付けた人たちがカメラを構えていたが鷹や鷲などを撮っていたのだろうか。

小朝の頭から見える金糞岳山頂
 

雲がかかってしまった伊吹山

立派な碑です
 
 
 

出会った花たち  上段:ユキザサ、チゴユリ、イワハゼ、下段:マルバアオダモ(雄花)、ナナカマド、?



 





SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送