尾瀬 
富士見下〜富士見小屋〜長沢新道〜東電小屋〜三条ノ滝〜見晴〜山ノ鼻〜鳩待峠

10月4日 霧のち晴れ
 
 
草紅葉を満喫
 


3日土曜日に尾瀬を散策する予定だったが雨のため中止となったので、翌日4日日曜に一人で草紅葉を見に行こうと思っていたところ、K林さんから尾瀬に行きませんかとお誘いがあったので、これはタイミングがいいとご一緒させていただくことにした。。
5時半に富士見下に集合、明るくなり始めた頃に出発。今日の予定は富士見小屋→竜宮→山ノ鼻→行ければ至仏山→鳩待峠→アヤメ平→富士見下のグルリップ。
富士見小屋まで霧がかかり真っ白な道ををだらだらと登る。田代原の手前まで来たところでK林さんが、ザックに取り付けたボトルホルダーにペットボトルが入っていないことに気づく。どうやら車の中で抜け落ちたらしい。飲み物はU太くんも持っているから大丈夫という。その数分後に今度はカメラの電池が切れたという。電池残量が少ないことを分かっていたので今朝コンビニで電池を仕入れておいたのに、車に置いてきてしまったという。二つ忘れ物をしてしまうとは、と言いながらトホホ顔でK林さんは今来た道を忘れ物を取りに駆け下りて行った。先に歩いて行った私達に後から追いついたのだが、今思えばこれがK林親子アクシデントのプロローグだった。

富士見小屋は営業していないようだった。
「舌代」?「大変とおつかれ様でした」??



逆さ燧が見える池も灰色に曇っている


長沢新道の木道は濡れている上に濡れ落ち葉が張り付いていて滑る事このうえない。絶対に滑って転びそうな山仲間の顔を何人か思い浮かべながら慎重に下る。

途中、U太くんの足が進まなくなる。どうやらお腹がいたいらしい。K林さん曰く、昨日お寿司を相当食べたのが原因とのこと。かわいそうにこの後もしばらく(山ノ鼻あたりまで)痛かったようだ。


竜宮に着く頃には青空が見えてきた。
U太くんの調子が悪いこともあり、コースを変更。私がまだ行ったことのない三条ノ滝に行くことにする。



至仏山も見えている。


竜宮からヨッピ橋への木道の真ん中にはベンチが設置してあり、右に向いて座ると燧が、左に向いて座ると至仏が良く見える。H21の烙印が押してあったので今年設置されたらしい。
空元気でカメラに向かってポーズを取ってくれるU太くん(とK林さん)


東電小屋をすぎたところで紅葉のトンネル。
この辺りからはガラッと人が少なくなる。


温泉小屋からは40分ほどで三条ノ滝に着いた。
途中には平滑ノ滝もある。春だと雪解け水で水量が多く迫力があるらしいが、今は少なめだという。
展望台でお昼ご飯にするが、U太くんは腹痛のため食べられないらしい。しばらく休んで温泉小屋に戻る。

温泉小屋でもしばらく休むが、この時点ですでに2時だったので、長沢新道を引き返すか、鳩待峠に出るか迷うが、U太くんにとって登りの緩やかな鳩待峠に出ることにする。


さすがに3時ともなると人がほとんどいない。誰もいない尾瀬を、草紅葉を三人占めしたようだ。
至仏山に雲の隙間から光が差していて、ちょっと神々しかった。




木道脇には休憩用の新しいベンチが何箇所も作られていた。新しいせいか木の香りがしている。


鳩待峠へ登る途中の紅葉はこんな感じ。



鳩待峠には4時40分に到着した。富士見下まではタクシーで行こうと話していたが、どうやらバスが手前のスキー場に停車するとのことで、そこから歩こうということになる。
さて、U太くんのお腹の調子も少し良くなり、お待ちかねの花豆ジェラートを食べようとみんながお財布を出した時だった。K林さんが、「ベストが無い!」といってザックの中の物をすべて出して探している。だがK林さんの、U太くんのザックの中にも見つからなかった。ベストに入れておいたという財布はある。だがベストとやはりポケットに入れたという携帯がない。K林さんが焦る心を沈めて思い返してみると、どうやら温泉小屋で、脱いでザックに入れてあったベストを手に持ってトイレに行き、そこでポケットから財布を取り出し協力金の100円を出し、財布は手に持ったまま、片やベストはトイレに置いてきたらしい。鳩待峠小屋のおじさんが温泉小屋に電話をしてくれて、温泉小屋の方がトイレを見にいたところ青いベストが確かにあるという。とにかく財布は手元にあり、ベストも所在が確認できたのでよかった、よかった。忘れ物の多い1日でしたね。

ほっと一安心、5時10分の最終バスでスキー場まで行き、小屋の人がスキー場に呼んでくれたタクシーで富士見下に着いたときはもう5時半で、薄暗く、肌寒くなっていた。帰りは道の駅白沢の望郷の湯に入り、私は草紅葉の思い出に浸り、K林さんは付き物を落として帰途についた。










 





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