至仏山 しぶつさん 2228m
尾瀬

11月2日 晴れ
 
 
尾瀬を空中散歩した気分
 


コースタイム
鳩待峠 7:50
山の鼻 8:55/9:05
至仏山山頂 10:21/11:35
鳩待峠 13:05



先週はたけ小屋のオフ会でやはり晩秋の尾瀬に来ましたが、その時から物憂げなしっとりした柿色に染まった尾瀬ヶ原を上から見たくなり、またまた尾瀬に戻ってきました。関越沿いに住む私としては行きやすいのです。
同行者は同じ県民の熊さん。先週のオフ会情報によると、鳩待峠まで車が入れるとの事。戸倉から鳩待峠まで、紅葉はもう終わりに近づいていましたがそれでも黄色く美しい唐松のトンネルを進む。
鳩待峠には既に結構な数の車が止まっていたのにびっくり。3連休中ですし、今日は1日晴れの予報、四季を通じて人気の尾瀬です。鳩待からは至仏が望まれますが、先週とは違って山頂は白い雪化粧。「至仏が白いよ、左隣が小至仏だよね」と熊さんに聞くと、反対側を指差して、「至仏はあっちだよ」と。不思議な方向感覚です・・・
至仏山登山は、山頂〜山の鼻を下りに使うことは禁止だそうです。なんでも蛇紋岩が滑りやすく危険だとか。ルートは自動的に鳩待〜山の鼻〜山頂〜小至仏〜鳩待に決定。快晴が期待できる雲ひとつ無い青空と初冬のキリリとした陽射しの中、山の鼻へ。
木道が多い道ですが、その木道は霜で真っ白、つるつる。しかも下りなので、滑らないように慎重に足を置きながら歩くので、左手に時々垣間見れる至仏を眺めながら歩くどころではない。
ようやく樹林帯が終わり小湿原が現れる所まで来ると、日の光に当たって霜も溶けており、木道も歩きやすくなったころ山の鼻到着。

山の鼻に下りる途中の木道、霜で真っ白
快晴の空、雪、針葉樹、白樺、と枯れ草

登山道は東斜面なのですでに霜が溶けたのか、登り始めの石畳の道も歩きやすい。確かにここが凍っていたら滑りやすいでしょう。しばらくすると、やはり薄く積もった雪が出現。そして振り向くと、見たかった燧ケ岳と尾瀬ヶ原の展望が広々と広がっている。燧と至仏にしっかりと挟まれた尾瀬ヶ原は先週と同じで柿色、燧ケ岳はやはり山頂がうっすらと白い。見える見える、東電小屋や竜宮小屋まで。もう何度も何度も振り向いて、何度も何度も同じアングルの写真を撮り続ける。ここはやはり下りに使って、目の前に広がる展望を見ながら歩きたいところですね。
登り始めて30分くらいしたころ、中間点の表示がありましたが、標高を上げていくに従ってますます尾瀬ヶ原を見下ろしていく感じがとにかく嬉しくて、足が止まらない。どんどん登っていくと長い階段に到着。数えてみたら606段、でも一部雪に埋もれていたり、一段抜かしして登ったため正確性なし。階段を登り終えてふと左手をみれば小至仏と武尊がすぐ脇に。遠くには先週話題になった赤城山も遠望できる。山頂に到着しても青空のままで、ガス女の私には珍しい快晴。これで今年の運を今日使い切ったな・・・(涙)


尾瀬植物研究見本園からの燧
登り始めの石畳
雪がうっすら積もってます
 
結構雪が出てきました
山頂間近の凍った階段

南側には小至仏、武尊、赤城山




山頂は広く静かで、360度の展望。風が少しあるものの震えるほどではなく、とにかく展望を満喫しながら1時間弱、山頂で熊さんの到着を待つ。
山頂はそのうちにどんどん人が到着。あっという間に賑やかに。よかった、ちょっと早く着いて山頂を独り占めできて。

平が岳
右奥の越後駒と左奥の八海山
巻織、谷川
苗場山
日光白根、男体山方面、アヤメ平も見える
燧ケ岳と会津駒

熊さんが山頂からの写真を撮り終えるのを待って下山へ。山頂から小至仏までは雪が付いており、冬が近いことを感じさせてくれる。下って行くにつれ雪が溶けていて泥と水溜りが多くなり、いかに泥ヌマにはまらず歩くかの激戦。オヤマ沢ころからは樹林帯のせいか、溶けていない雪上でいかにスッテンコロリンしないように歩くかの格闘。鳩待峠に着いた時には飲まず食わずで歩いたせいか腹ペコ。


雪がしっかり付いてます

さよなら燧、ただいま鳩待
笠ヶ岳も見えました

熊さんの到着を待って、鳩待峠を後に。帰りに笹の湯で一杯、じゃなくって一風呂。ようやく新蕎麦を食べてお腹も満たし、ひと心地。
快晴の登山って本当に気持ちがいいですね。この夏から秋にかけてはあまり好天に恵まれず涙をのんでいたため、忘れかけてた感覚だな。今度は燧ケ岳に登り、また違った尾瀬の風景を楽しみたいものです。







 





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