須磨アルプス
兵庫県六甲山系
 
4月5日 晴れ
 
 
鉢伏山〜旗振山〜鉄拐山〜栂尾山〜横尾山〜高取山
明石海峡大橋が望める六甲山系では一番海に近い山
 
  
  
コースタイム
須磨浦公園 10:15
鉢伏山 10:54
旗振山 11:04
鉄拐山 11:19
栂尾山 12:01
横尾山 12:26
高取山 14:19
高速長田駅 15:45
休憩・昼食時間を含む

神戸に来て一番登りたかった山は高取山だった。小説「孤高の人」の加藤文太郎がよく登った山として紹介されていたという理由だけでなく、神戸名物毎日登山でも登られている山だったからだ。
そこで六甲全山縦走コースのスタート地点でもある須磨浦公園駅から高取山までを歩いてみようと思った。

須磨浦公園駅を降りるとほとんどの人は山頂まで通じているロープウェイ駅に直行するが、その列を離れて登山口へ向かう。遊歩道のようになってはいるが登りは結構きつい。高度を上げると徐々に展望が開けて、大阪湾、神戸の町、明石海峡大橋と淡路島とという180度のパノラマが晴天の空の下広がっている。海を見ながらの山歩きは気持ちがいい。

最初に到着した鉢伏山山頂は展望台や子供用の遊戯施設、広場などがあり、須磨浦公園からのロープウェイのお陰で年配の人や子供連れが多い。

少し展望を満喫した後、すぐ隣とも言える旗振山へ向かう。この山も毎日登山の山で、山頂にある小屋には毎日登山をしている人の名前と日にちが書かれた表が張ってあり、一番多い人では確か1万2千回位だったと思う。ということは毎日登っても30年以上かかることになる!残念ながら山頂の旗振茶屋は閉まっていた。大阪からの米相場の連絡を畳1帖もある旗を振って岡山まで中継したことが山名の由来らしい。ここが摂津と播磨の境でもあったらしい。

そして鉄拐山おらが山とさほどアップダウンもない道を歩いていくと高倉台団地という山間に挟まれた住宅街へと降りていく狭い階段になる。縦走の途中で山から降りて住宅街を通るのはちょっと残念だ。かつてはここに高倉山があったそうだが神戸の湾岸を埋め立てるのに切り崩されたそうだ。随所に「六甲全山縦走路」の看板があるので迷う心配はない。住宅街を抜けると栂尾山に登る140mの長い階段が現れる。山頂には展望台があり、やはりここからも海が一望できる。

栂尾山山頂から20分ちょっとで横尾山に着く。山頂で1人持ってきたおにぎりを食べる。いよいよここからが須磨アルプスの核心部だ。風化した花崗岩の岩稜には階段がついていて、一旦下って鞍部に出て登り返す。振り返って見るとなかなか低山とは思えない迫力ある山貌が眺められる。ここは須磨アルプス馬の背というらしい。でも日本人は本場のアルプスの名前を取っていろいろな場所に○○アルプスと付けるのが好きなようだ。

東山という小ピークを過ぎると北に向かう全山縦走路と真っ直ぐに板宿の町に進む道とに分かれるので注意。縦走路はまたしても横尾の住宅街を横断してから高取山への登山口へと続く。住宅街には縦走路を示す小さな板の看板しかないので見落とさないように注意が必要。この西から登る登山道も岩混じりの道だがよく踏まれている。山頂に出ると先ずは熊取神社がある。そして更に進むと高取神社があり、その脇の階段を上るとちょっとした広場と山頂碑があった。ただお参りに来ている人が何人かいたが毎日登山の人だろうか。
山頂から南にちょっと下ると月見茶屋があったが閉まっていた。さらに下ると安井茶屋がありここは開いていたのでビールの大瓶を飲んでしまった。きっと毎日登山の人たちが立ち寄るのだろう。聞いてみると大抵の人は早朝に上がられるそうだ。

縦走路はこの先再び住宅街に出て菊水山に登るのだが、CTで1時間半かかりしかもその後はエスケープルートがなくなるので、進もうか止めようか少し迷ったが今日は高取山までとした。下山道は山頂神社への参道のようで舗装してある。茶屋もあるから車やバイクも入ってくるのだろう。やはり地元の人に愛されている山という感じがした。

六甲の魅力はなんといっても海を見ながらの山歩きで、低山ながらも登り下りを繰り返すので案外歩き応えがある。今回は六甲全山縦走の4分の1くらいの始点区間を歩いたが、次回は是非今日の終点高取山から縦走区間中もっともきついと言われる麻耶山までを歩いてみたいものだ。

明石海峡大橋と淡路島
 

神戸・大阪方面の展望
 

栂尾山に登るすごーく長い階段

須磨アルプス核心部の花崗岩の岩肌
 

高取山頂の神社
 
  





 





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