白馬岳〜栂海新道〜日本海 | ||||||||||||
栂池高原〜白馬岳〜栂海新道〜親不知 | ||||||||||||
9月19日〜22日 | ||||||||||||
標高3000mの北アルプスから海抜0mの日本海へ | ||||||||||||
2日目 白馬岳山頂宿舎テント場〜白馬岳〜雪倉岳〜朝日小屋テント場 | ||||||||||||
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再び白馬岳に登り返し昨日通過した三国境に至り、分岐を北へ、雪倉岳・朝日岳へ向かう。朝日岳の麓にある朝日小屋のテント場までが2日目の行程になる。 昨晩は風が随分強かったが、ここのテント場はどうやら風の通り道らしく、いつも吹いているという。この日の朝もまだ強く吹いていた。 4時半頃だろうか、小屋泊のみんなが出発するというのでテント場まで来てくれた。お互いに気をつけて、といって別れた。 ヘッドライトが要るか要らないかくらいの明るさになった時に我々もテント場を出発。風が唸る中、白馬岳まで登り返す。 |
杓子の脇、遠くに富士山とその左に八ヶ岳が見える。 |
南アがほぼ全山見えてきた。 |
白馬岳頂上宿舎に陽が当たり始める。遠く剱から笠までも見渡せる。 いつまでも眺めていたい景色だ。 右手奥には白山も遠望できた。 |
風は相変わらず強く、時には飛ばされそうで屈みこむ。 ふと見ると旭岳に影白馬が映っている。 |
三国境から雪倉岳に向かう。遠くには朝日岳も見えている。 手前の山が白いため雪倉かと思ったが、鉢ヶ岳であり、山腹をトラバースして2山のコルに出る。コルに雪倉避難小屋がある。 |
鉢ヶ岳のトラバース道は紅葉が始まっていた。 雪倉岳への登り道。 |
雪倉岳避難小屋は小さいが小奇麗で、入ってすぐの土間にトイレがあり、右手の板の間には12人位は寝れそうだ。 コマクサの紅葉。 この辺りはコマクサの群生地らしい。ミヤママツムシソウも時折咲いている。 |
30分ほど登って雪倉岳の山頂に着く。 登る途中白馬岳を振り返る。 |
雪倉岳の山頂は広く、360度の大展望だった。 北には大きな朝日岳が鎮座している。雪倉岳から一旦下り、朝日の山腹をトラバースし回り込む水平道というルートを通り朝日小屋に至る。登山道がよく見えている。赤い矢印が小屋。 |
ザレた道をもったいないくらいに高度を下げる。この辺りから風が弱くなった。 季節はとっくに終わっているのに一輪咲き残っていたミネウスユキソウ。 |
雪倉から下りきったあたりがツバメ平といい、その先の小桜ヶ原まではほぼ平になり木道が敷かれて気持ちのいい山歩きが楽しめる。 チングルマのワタスゲが一面を赤く染めている。 小桜ヶ原まで来ると朝日岳は目の前だ。 |
小桜ヶ原をすぎればすぐに朝日岳に直登するルートと巻いて朝日小屋に至る水平道というルートの分岐がある。明日朝日岳を越えて行くので、今日は水平道を行く。 水平道とは言うものの、小さなアップダウンがある。天気も良く暑くなってきたというのに無風で、朝あれほど強かった風が今は恋しい。 どっぷりした雪倉岳とその奥に白馬岳、旭岳はここから見ると随分尖って見える。 |
ようやく朝日小屋の三角屋根が見えてきた。 |
朝日岳山頂からの道と合流し、小屋へと続く木道。 13時13分小屋到着。 ロケーションが素晴らしく、目の前に朝日岳や富山湾、能登半島まで見える。 |
小屋にテント泊の支払いと飲み物を調達に行くと、管理人さんが、「明日栂海新道から栂海山荘に向かう人は50人ほどいるので、テントを持っているならテント泊でお願いします」とのこと。びっくりである。栂海山荘はサワガニ山岳会が管理している小さな自炊の小屋である。そこに50人!? 小屋前の同じテーブルになった男性の単独行のお二人も同じルートの予定で、白鳥小屋まで行くかどうするか話している。栂海山荘から白鳥小屋までがアップダウンがきつく、しかも1日の後半通ることになるので体力的にも大変かもしれない。朝日小屋から栂海山荘までTCで8時間、栂海山荘から白鳥山荘までは4時間、計12時間か。明日栂海山荘まで行ってみて体力と気分で決めましょう、ということになった。 そんな悩みはさて置いて、天気が良い午後早い時間にテント場に着いてベンチでビールを飲み始めるは実に気持ちがいい。そういえばU太くんは歩いている道すがら「生ビール!」と連呼してたっけ。目の前の山と海両方が見えているのがこの小屋ならではの景色だ。いつまでも飲んでいたいが、明日のことも考えて早めに切り上げテントで1時間ほど昼寝をする。 夕方、富山湾の夕暮れを見ながら夕食のおにぎりを食べた。夕方になっても到着する登山客がいて、テント場はあっという間に一杯になった。 明日が縦走中核心の1日なので、ちょっとワクワクしながら眠りについた。 |
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